弱い米経済指標を受け、米長期金利低下でドル円100円割れに

一時98円台まで
昨日の海外時間には、発表された米経済指標が予想を下回ったことから米長期金利が低下し、全般的なドル売りが強まってドル円は約4週間ぶりに100円を割り込みました。

欧州時間序盤、寄り付き直後から欧州株が下落したことなどから円買いが強まって、ドル円は100.00円台まで、ユーロ円は130.30円台まで下落しました。しかし欧州株が反発したことから円も売り戻される一方、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁が「経済が改善し続ければ今年の夏や年末までには資産購入のペースを遅らせられるとの見方は変わらない」と述べたことからドル買いが強まったことから、ドル円は100.50円付近まで、ユーロ円は130.70円台まで反発しました。この間ユーロドルは1.3020台を中心とした狭いレンジの取引が続きました。

NY時間にはいって、発表された米・5月ISM製造業景況指数、米・4月建設支出が予想を下回ったことから米長期金利が急低下し、ドル売りが強まってユーロドルは1.3030台まで上昇し、ドル円は100円を一気に割り込んで99.60円台まで、ユーロ円も129.50円まで下落しました。その後米長期金利の低下が続く中、日経平均先物などもさらに売られ、ドルが一段安となってユーロドルは1.3110付近まで上昇し、ドル円は98.80円台まで下落幅を拡大しました。

NY時間午後にはいって、ロックハート米アトランタ連銀総裁が「今年の夏までに量的緩和を縮小することを排除しない」と述べたことや、日経新聞が「日銀は長期金利の上昇を抑えるための追加策の検討に入る」「公的年金を運用するGPIFや公務員共済など、総額約200兆円の運用を見直す」「2015年度末までに債券中心の資産構成を改め、株式などの運用を拡大することが柱に」などと報じたことから米長期金利、NYダウ、日経平均先物が反発し、円売りが強まって、ドル円は99.50円台まで、ユーロ円は130.10円台まで反発しまし、ユーロドルは1.3030台まで反落しました。

今日の海外時間には、英・5月建設業PMI、ユーロ圏・4月生産者物価指数、米・4月貿易収支の発表があります。