<話題の焦点>=有配の低PBR銘柄、下値リスク乏しく〝じっくり型投資〟に最適

 全体相場は波乱局面が続いている。かなり株価水準を切り下げたが、まだ上下にボラティリティが高く、下値に対する不安感が払拭されたわけではない。ただ、5月23日に日経平均1143円安という歴史的な下げ幅を記録するまでは「押し目待ちに押し目なし」の展開だったわけで、ここにきての調整は待ち望んだ仕込み場到来という見方もできる。

 問題は何を拾うかだが、リスクをできる限り低減させてリターンの極大化を図りたい。その有力な作戦となるのが、財務面や収益面で不安のない「低PBR銘柄」に照準を絞る手法だ。

 PBRとは「株価純資産倍率」のことで、当該企業の一株当たり純資産が株価と同水準であれば1倍、下回っている場合は0・X倍で示される。もし仮に、PBRが0.5倍であったとすると、その会社の発行株式をすべて買い占めたのち会社を解散して売却可能資産をすべてキャッシュ化した場合、株式に投資した資金の倍額が回収できるという理屈になる。

 机上の論理ではあるが、低PBR銘柄はそれだけ売られ過ぎているということの証であり、その分下値抵抗力も発揮しやすくなる。ただし、赤字や累損を抱えている企業は、純資産自体を減らしているため、対象とはなりにくい。

 そこで、今回はPBR0.5倍を下回る「有配企業」の中から、今3月期に大幅経常増益が見込まれる〝隠れお宝株〟を選出した。

◆超低PBRで業績好調なお買い得10銘柄

銘柄(コード)  今期経常利益伸び率  PBR   株価

エディオン<2730.T>  408.1  0.37   493
イチカワ<3513.T>   108.9  0.51   294
タイガーポリ<4231.T>  35.1  0.38   385
ハリマ化成<4410.T>   33.7  0.42   468
合同鉄<5410.T>    143.2  0.37   169
洋鋼鈑<5453.T>     54.6  0.41   326
協栄産<6973.T>     53.8  0.51   206
トーメンエレ<7558.T>  38.8  0.46  1222
エクセル<7591.T>    36.1  0.43  1190
愛媛銀<8541.T>     46.3  0.45   230

単位:%、倍、円  ※株価は5月30日現在

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)