<どうみる為替波乱>外為オンライン・シニアアナリスト 佐藤正和氏

 米国が量的緩和縮小に向かう「出口戦略」が話題になるということは、リーマン・ショックを乗り越え、正常な状態に向かっていることを意味している。その意味で、基本的にはドル高・円安が続くという認識でいいと思う。
 基本的には、米国が量的緩和の縮小に動くのは9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降とみている。6月は出口戦略に動くには、まだ早いだろう。
 ただ、市場には混乱もみえる。通常の状態では、米国株が上昇すれば、ドル高・円安が進む。しかし、昨日はドル安・円高の反応となった。市場の反応はちぐはぐとなっており、7日の米雇用統計も実際によい数字が出たとしても、市場がどう動くかは、その時にならないと分からないかもしれない。
 このなか目先のドル・円相場は100円の攻防が続くとみている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)