日米金利差と日経平均の綱引きが続く

ドル円は両者が示唆する水準の中間
昨日のNY市場では、約4週間ぶりに1ドル=100円を割り込んで、一時98.80円台まで円高が進みました。発表された米・5月ISM製造業景況指数、米・4月建設支出が予想を下回ったことから米長期金利が2.06%台まで急低下し、日経平均先物も一時13000円を割り込む動きとなったことが原因です。

昨日のエントリーでも書きましたが、ドル円を動かしている大きな2つの要因は、米長期金利(≒日米金利差)と日経平均なのすが、その双方が急低下したことからドル円は100円の節目を何の抵抗もなく割り込みました。

米長期金利は、その後ロックハート米アトランタ連銀総裁が「今年の夏までに量的緩和を縮小することを排除しない」などと述べたことから下げ幅を縮める動きとなりって、現在は2.14%台まで上昇しています。

一方日経平均は東京時間午前まではさえない動きが続いていましたが、午後から欧州時間にかけて大きく上昇をして、13600円台まで上昇しています。

米長期金利(≒日米金利差)の水準からドル円を見ると、103円台程度と今の相場よりも円安の水準を示唆しているのですが、一方で日経平均の水準から見ると、97円程度と今よりも円高の相場を示唆しています。現在のドル円相場は、2つの要因が示唆する水準の中間付近を推移していますので、昨日のように両方が下がった時には比較的大きく下落しやすいですし、どちらかが一定でも一方が下落すればそれなりに下落する、と予想できます。

今後もしばらくは米金利と日経平均の動きがドル円相場を大きく左右する、と予想できますので、金利や株価を左右する経済指標には注意が必要です。