<株式トピックス>=戻り相場のスタートは、やはりトヨタから

 4日の東京株式市場は売り先行でスタートし、一時日経平均株価は前日比200円超の下げをみせたが、後場は金融株中心に買い戻しが加速し、同271円高の1万3533円と急反発。きょうも1日の変動幅は、549円に達した。特に、時価総額の大きなメガバンク、大手証券などTOPIX(東証株価指数)コア30指数採用銘柄の上昇が際立った。
 時価総額では20兆円超のトヨタ自動車<7203.T>が突出している。また、日経平均株価への寄与率の高い銘柄の中では、トヨタのPERは13倍台と極めて割安水準にある。
 トヨタでは14年3月期の為替前提を1ドル=90円、1ユーロ=120円としており、現状の1ドル=100円前後の水準で推移すると仮定した場合、1円の為替変動がドルで約400億円の影響があるとされる。予想営業利益1兆8000億円(前期比36%増)は大幅に上方修正されることが濃厚だ。14年3月期のグループ世界販売(ダイハツ、日野ブランドを含む)は、過去最高となる1010万台を目指す。同社は、日本からの輸出比率が他社と比べて高いのが特長で、ピークだった08年3月期の営業利益2兆2703億円超えも視野に入りそうだ。付加価値の高い「クラウン」や「レクサス」の販売好調は収益性向上へのプラス材料。キャッシュフローの改善も著しく、配当性向30%をめどに増配期待も高まっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)