成長戦略絡みの売買は一巡、焦点は米量的緩和の行方に

ここまでの動き:仕掛け的な売りを浴びて一時99円台前半まで下落
安倍首相が、本日午後に発表した成長戦略第3弾の概要が新味に乏しかったとして株安・円高が進行。一時100.45円まで上昇していたドル/円は日経平均が500円を超える下げとなると99.38円まで下落した。成長戦略ついては、その内容が事前にある程度報道されていた事から、それほどの高い期待があったとも思えず、発表後の株安・円高は仕掛け的な売買が主導したものと思われる。
ここからの注目点:米量的緩和縮小への思惑
欧州市場に入り、ドル/円が99.80円台まで値を戻している点から見ても、本邦の成長戦略に絡む円の売買は一巡したと見られ、焦点は米国の量的緩和縮小に移っていく事になろう。本日は、米5月ADP全国雇用者数(21:15)、米5月ISM非製造業景況指数(23:00)の結果に注目しておきたい。
注目ポイント:米5月ADP全国雇用者数と株価の反応
米5月ADP全国雇用者数については、週次の新規失業保険申請件数が4月の36.2万件から5月は34.1万件に改善(いずれも12日を含む週までの4週平均)している事から好結果が期待できそうだ。もっとも、量的緩和の縮小観測が広がる中での経済指標の好結果は、株安を招く事も考えられる。米経済指標の発表後は、結果の好悪だけでなく株価の反応も見極めるように心掛けたい。