日経平均テクニカル、そしてドル円相場

一目均衡表では多くの売りサイン点灯
昨日のエントリーで、日経平均と米長期金利の「どちらかが一定でも一方が下落すればそれなりに下落する」と書きましたが、今日は米長期金利はあまり動いていませんが、日経平均株価が上下したことからドル円が約1円上下しました。

さて日経平均株価ですが、チャート的にはちょっといやな形になってきています。

昨年11月、8,619円の安値を今回の上昇の起点と考えると、5月につけた15,942円の高値からの38.2%戻しは13,145円です。まず今日の下落で、この水準を割り込んできてしまっています。

また日足一目均衡表を見るといくつかの下落サインがでています。まず基準線が右下がりになっています。そして転換線が基準線を上から下に割り込んできています。さらに遅行スパンはローソク足を下回ってきていて、今日に引けは2本の先行スパンの間の抵抗体(通称雲)の中に入り込んできています。

以上のように一目均衡表の典型的な売りサインのうち基準線の向き、転換線と基準線の位置関係、遅行スパンとローソク足の位置関係などはすでにトレンドの転換を示唆しています。残っている売りサインは価格の選好スパン2(雲下限)(明日12,524円)の下抜けくらいです。

このようにテクニカル分析ではちょっと買いにくい形になってしまっていますが、今回の上昇の50%(半値)戻しが12,281円という事も考えると、相当に調整した、とも考えられ、金曜日の米雇用統計で市場の雰囲気が変われば、底打ち、反転も近いかもしれません。

ただ、今の状況で株式市場が底打ちするということは、雇用統計が弱い結果で早期米量的緩和縮小懸念が遠のくということでしょうから、そうなれば米長期金利が低下することになり、株価と米長期金利に大きな影響を受けるドル円はあまり大きな上昇とはならないと予想できます。