複数の下値のターゲットを意識して取引

複数の下値のターゲットを意識して取引
本日のドル/円相場は引き続き株価に連動する動きを見せよう。東京市場では前日NYから続く「株安・円高」の流れを引き継ぎ、どこまで下値を切り下げるかがポイントになる。下値目途については、60日移動平均線(執筆時点:98.53円)、98.00円がそれぞれターゲットになってくるだろう。

なお、昨日発表された米主要経済指標のうち、米5月ADP全国雇用者数は市場予想を下回ったが、その後に発表された米5月ISM非製造業景況指数は市場予想を上回るなど、マチマチの結果となった。
しかし、ドル/円の戻りは弱く、昨日時点で99円を割り込む様子を見せている。これについては、ISM非製造業の雇用指数が前月から低下(52.0→50.1)している面も作用している可能性があるだろうが、いずれにせよ米雇用統計に対する弱気な見方が拡がり、目先の量的緩和(QE)早期縮小観測が後退、これまで買われていたドルを売る動きが強まっていると考えられそうだ。
つまり、米経済が強くないことを示唆する材料には、より神経質に反応すると考えられる。本日発表の米新規失業保険申請件数でも同様の反応を見せる可能性があるため、要注意だ。