<私の相場観>=いちよしアセットマネジメント・執行役員兼運用部長 秋野 充成氏

 日本株市場は、14日の先物SQ(特別清算指数)算出までは値動きの激しいボラタイルな展開が続き、その後は参議院選挙を控えたレンジ相場に入るとみている。

 5日に発表された成長戦略に関しては、もともとあまり期待はしておらず、自民党が参院選に勝利した後に「法人税減税」など本格的な戦略が出てくるか、どうかに注目している。参院選で自民党が勝ち過ぎ改憲路線に走り、成長戦略が出なくなることがリスク要因だろう。

 米国は量的緩和からの「出口戦略」が浮上している一方、景気は緩やかに回復しているが株価を押し上げるほどではない。NYダウには下げ余地があり、米国株安が円高を呼び円高が日本株安を招く可能性はある。

 日本株は為替次第の面が強い。来月の参院選までの日経平均株価の上値は1万4500円、下値は為替が1ドル=98円なら1万2500円前後、1ドル=96円なら1万2000円割れもあるとみている。

 個別では、為替感応度の高い自動車セクターでトヨタ自動車<7203.T>などの動向に注目している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)