雇用統計発表前に既に相場は調整・・・・

余程弱い数字とならなければ、ドル上昇か?
 昨日、ECBが金融政策の現状維持を発表し、ドラギ総裁が、マイナス金利に慎重な発言を行った事が切っ掛けとなり、ドル買い・ユーロ売りが強まりました。その流れが、ドル全面安へと移行し、ドル円は急落し、英ポンドも対ドルで急伸しました。

 雇用統計発表の前日に大きなポジション調整が起こる事はしばしば見られますが、昨日の調整程の値幅になる事は珍しい様に思えます。逆に、これまで大きく積み上がって来ていたドル買いのポジションがかなり整理されている為、今夜は非農業部門雇用者数が余程弱い数字(例えば10万人増以下)にでもならない限り、ドルが買われる展開に移行すると思います。

 但し、逆に強過ぎる数字(例えば25万人増以上や失業率が7.3%へ低下)となると、米国債相場が急落(長期金利は急騰)して、今月のFOMCでの債券買い入れ額縮小観測が強まってしまいます。その場合は、ドルの上昇が続かなくなる可能性があるので、寧ろ、此方に注意したいと思います。