昨日は大波乱…!本日も…?

キッカケはユーロの買い戻し、しかし本質は“不安定な日経平均先物”!
※ご注意:予想期間は6月8日と表示されていますが、本日(7日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 昨日は想定を上回る大波乱の展開でした。円が大きく買われると共に、ドル売り/ユーロ買いが大きく進行したからです。不安定な“日経平均(主に先物)”の続落に伴った円買いはある程度想定されたものでしたが、大幅に進行したドル売り/ユーロ買いは大きなサプライズとして捉えられたからです。この背景にあるのは、またしても“日経平均先物”でした。

 想定された通り、キッカケはECB理事会でした。政策金利は事前予想通りの据え置きとなり、注目は「当面の景況悲観論を背景に“金利先安観を正当化”するコメントが出るか?」と言われていたドラギ総裁の記者会見でした。しかし「景況感は若干改善している」「中銀の預金金利をマイナス圏にする理由は現時点ではない」と、逆の見方が示されました。このため“ユーロ追加利下げ”への思惑は後退し、ユーロには買い戻し圧力がかかりました。しかし主に買い戻し圧力がかかったとされる対ドルでの動きは、パニックを引き起こすほどのものではありませんでした。もっともパニックを引き起こしたのは、やはり不安定な“日経平均先物”でした。
まずは“不安定な日経平均”に要警戒
 こうした中で本日のポイントは、引き続き“不安定な日経平均”に引っ張られる円およびドルの行方と、そして“米雇用統計”ということになります。

 「95円~97円程度に下がるのを待っている」。一部ヘッジファンドは先週から同様のコメントを繰り返しているなど、投機筋は“ドルの安値拾い”を待ち構えてきた感があります。このため「下値は支えられやすい」「さらなる大幅下落の可能性は少ない」との見方が、マーケットのコンセンサスになりつつあります。しかしながら一方で、「リスク回避の円買い復活」を指摘する声も上がっており、マーケットはより“不安定な様相”を示しています。
そして迎える米雇用統計…、柔軟さが求められる局面
 こうした中で本日はもう一つ、米雇用統計というビッグイベントを抱えています。通常であれば「大波乱の後は一服しやすい」「ビッグイベント前は様子見・膠着になりやすい」とされていますが、現在の“不安定な様相”を考えると「一服することはない」と見るのが自然です。特に昨日の急落で“97.00円から下”と“97.50円から上”はオーダー状況が薄いいわゆる“真空地帯”となっており、一旦動き出すと値位置(レンジ)が一気にシフトする可能性が指摘されるところです。

 米雇用統計は横這い予想が大勢を占めているものの、発表前の思惑によっても再び波乱となる展開も想定されるところですので、昨日に続いて“突発的な急変動”に備え、“臨機応変に対応”できる柔軟さが求められる局面といえそうです。
ドル円 抵抗・支持ライン
USD/JPY
上値5:99.465(6/6高値)
上値4:99.006(ピボット1stレジスタンス、大台)
上値3:98.614(6/6の76.4%戻し)
上値2:98.088(6/6の61.8%戻し、大台)
上値1:97.663(6/6の50%戻し)
前営業日終値:96.974
下値1:96.319(100日移動平均線)
下値2:95.861(6/6安値)
下値3:95.418(日足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット1stサポート)
下値4:95.000(大台)
下値5:93.829(ピボット2ndレジスタンス)

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12:30 ドル円 抵抗・支持ライン追加