<私の相場観>=光世証券・執行役員 西川 雅博氏

 足もとの急激な円高の影響で混乱の続く株式市場だが、値幅調整は最終局面にあり短期的なリバウンド相場入りが近いと見ている。立会日数12日間で日経平均3000円幅、25日移動平均との逆カイ離率10%超は明らかに売られ過ぎだ。日銀の異次元金融緩和策が発表された4月4日の日経平均終値が1万2634円だったので、その後の株価上昇がほぼ帳消しになった格好だ。

 この間、5月以降の上昇に過熱感があったものの、これほどの調整を説明出来る外部要因の変化はなかったはずだ。実体は、ヘッジファンドなど海外勢のインデックス売買でボラティリティが拡大し、その影響が個人中心に物色された現物株へも波及し自壊作用をもたらしている、ということであろう。

 負の連鎖に拍車をかけた裁定取引の解消に関しては、6月のメジャーSQが来週金曜日に迫っており、転機を迎えつつあるとみている。また、信用取引の追証発生による強制的な反対売買も広範囲に及び、需給面からは相場底入れ反転の素地が整ってきた。来週は7月の参議院選挙向けて絶好の押し目買い好機だろう。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)