<マーケットアイ> 新興市場が暴落、個人投資家の投げが加速

 東証1部の乱調相場に輪をかけて新興市場の下げが際立っている。ジャスダック市場では日経ジャスダック平均が一時7%を上回る下げで1685円まで売り込まれたほか、東証マザーズ指数も一時きのうに続き連日の110ポイントを上回る下げで下落率は実に14.5%に達した。新興市場は個人投資家の売買占有率が高く、この波乱安は個人投資家の投げ売りが加速していることを意味している。
 「バイオ関連の比率が高いマザーズ市場では、一部追い証が出ているほか、きょうの下げに伴い大引け時点で追い証が本格的に発生する見通し。その前に切っておこうという動きが一気に高まった」(国内ネット系証券大手)という。また、再生医療製品の審査手続きの簡素化で早期実用化を可能にする再生医療新法案について、政府・与党が今国会での成立を見送る方針と一部伝えられていることもバイオ株の売りを加速させ、全体の地合い悪化につながったとみられる。
 また、ジャスダック市場では、「個人投資家資金を誘導する象徴株となっていたガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765.OS>が大幅安で再び100万円大台を割り込んだことが大きい。きのうは大台を割り込んだところで高水準の押し目買いが入り引けは下げ渋ったが、きょうはきのうの安値を下回る水準に売り直されたことで、ガンホー以外のゲーム関連株にも見切り売りが噴出した」(同)もようだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)