外為サマリー:一時1ドル95円50銭台へ上昇、米5月雇用統計の先取りも

 7日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=96円77~78銭近辺と前日午後5時時点に比べ2円49銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=128円18~22銭と同2円03銭の円高・ユーロ安で推移している。
 円は午後1時10分過ぎに一時、95円54銭まで上昇した。これは、日銀による“異次元緩和”が実施された4月4日以来の円高水準。「投機筋が円ショートの巻き戻しを進めている」(市場関係者)とみる声が多く、値の荒い展開が続いている。米5月雇用統計が市場の関心を集めているが、この日の円高は「雇用者数が伸び悩み、量的緩和が予想より長引くことを先取りした動き」(同)を反映しているようだ。米5月雇用統計の非農業部門雇用者数の市場予想は16万5000人増だが、20万人に接近する強い数字が出なければ「量的緩和縮小の先延ばしからドル安・円高が進む」(アナリスト)との見方が出ている。
 ただ、結果を先取りしたこの日の取引の結果、「米雇用統計が発表されれば、とりあえず円安が進む可能性も」(同)との見方もある。
 ユーロは、対ドルで1ユーロ=1.3252~53ドルと前日午後5時時点に比べ0.0134ドルのユーロ高・ドル安となっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)