<マーケットアイ> 相場波乱!カギ握る外国人動向(3)

 また、昨秋から9兆円強の買い越しを記録した海外投資家だが年金や投信など長期資金の買いはまだ少ないとみられる。

 「長期資金を運用する海外投資家からみれば、日本株の押し目は絶好の拾い場とみることもできるだろう」とSBI証券の鈴木英之投資調査部長も指摘する。

 注目されるのは、参議院選の結果とその後、本格的な成長戦略が打ち出されるかだ。「法人税減税などが実現すれば、外国人投資家は日本株を再評価するだろう」(ファンドマネジャー)ともいう。

 一方で、前評判の高かったアベノミクスは、肩すかしで終わったとの評価が強まれば外国人は本格的に売り転換する展開もあり得る。

 今後も外国人投資家の動向が日本株市場の行方を左右することは必至であり、外国人買い比率の高いキヤノン<7751.T>やソニー<6758.T>、花王<4452.T>などのTOPIXコア30の構成銘柄のほか、HOYA<7741.T>など外国人持ち株比率の高い銘柄の動向が注目されている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)