<マーケットアイ> 相場波乱!カギ握る外国人動向(1)

 先週末7日の東京株式市場で日経平均株価は連日の波乱となり一時、前日比356円安の1万2548円まで売られた。黒田日銀総裁による4月4日の〝異次元緩和〝の発表前後の水準まで相場は下落したが、この背景には個人投資家の投げに加え、ヘッジファンドの売りも囁かれている。アベノミクスを評価し、一貫した買いを入れてきた外国人投資家は今後、どう動くのか。

 6日東証が発表した5月第5週の投資主体別売買動向では、外国人投資家は1270億円と2週連続の売り越しを記録した。今年に入り2週続けての売り越しは初めて。 昨年11月の当時の野田首相による衆議院解散宣言以降、外国人投資家は9兆円を超す買い越しを記録し、日本株上昇のリード役を果たしてきた。それだけに、外国人投資家の売り越しという〝異変〝に市場は神経をとがらせている。

 市場関係者からは、「日銀の異次元緩和以降、ヘッジファンドとみられる買いが日本株市場には大量に流入した。その資金が足もとの売りとなっているのでは」(準大手証券)とみる声が出ている。

 4月第2週には、1兆5865億円の大量外国人買いがあったが、その少なからぬ部分はヘッジファンドだったとの見方もある。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)