外為サマリー:1ドル97円80銭台の円安、米雇用統計後の円売りが目先一服

 10日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=97円86~87銭近辺と前週末午後5時時点に比べ1円28銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=129円42~46銭と同1円49銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円は朝方に一時、98円45銭まで円安が進行した後は、円買い戻しが流入し、直近では97円台後半まで円高方向に振れている。前週末7日に発表された米・5月雇用統計の非農業部門雇用者数は17万5000人増と市場予想(16万3000人増)を上回ったが米国の量的緩和が早期縮小につながる内容ではないとの見方が強まり、NYダウの上昇からリスクオン姿勢が強まった。この日の東京市場では、98円台半ばまで円安が進んだが、前週末終値の96円58銭からは大幅に円安に振れたこともあり、利益確定の円買い戻しも強まっているようだ。
 この日からあすにかけては、日銀金融政策決定会合が開催されるだけに直近の金融市場の波乱を受け、何らかの対策が出てくるかどうかにも関心が集まっている。
 ユーロは、対ドルで1ユーロ=1.3221~22ドルと前週末午後5時時点に比べ0.0025ドルのユーロ安・ドル高となっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)