東京株式(前引け)=売られ過ぎの反動で全面高に切り返す 

 10日前引けの日経平均株価は前週末比387円高の1万3265円と急反発。前場の東証1部の売買高概算は16億5797万株、売買代金は1兆2726億円と水準を下げている。ただ、値上がり銘柄数は1643と全体の95%以上の銘柄が上昇した。対して値下がり銘柄数は57、変わらずは13銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、朝方から大きく買い戻される流れとなった。米国株市場ではNYダウが207ドル高と急騰したことで、運用リスクをとりやすくなった外国人投資家の買いなどを背景に全面高に買われ、寄り後早々に460円あまり上昇する場面があった。25日移動平均線との下方カイ離などテクニカル指標面から売られ過ぎ水準であったことも買いを勢いづかせている。また、前週の下げ相場を先導した為替の円高も朝方は1ドル=98円前半の推移と円安含みに推移していたことが輸出株を中心に買いを助長した。ただその後、円が再び97円台に買われるなど円高傾向となり、全般は戻り売りにやや伸び悩む展開となっている。
 全面高商状の中にあって、特に売買高を伴って高いのは、東電、トヨタ、野村HD、アイフル、ソフトバンクなど。業種別ではここ急速に円高に振れたことを嫌気して大きく調整した自動車セクターの戻りが顕著となっている。また、材料株ではT&Gニーズ、ペガサス、アークなどが値を飛ばしている。半面、SUMCOが安く、三菱重も軟調となった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)