<私の相場観>=三木証券・投資情報部長 高橋 春樹氏

 いまの相場を一言でいうと「需給で上げて、需給で下げる」ということになる。週明け10日の東京株式市場は、前週末7日のNYダウ平均株価の大幅上昇や、外国為替市場での円安進行を受けて大幅反発となっている。

 先週末のTOPIX(東証株価指数)終値は1056ポイントとなった。これは、昨年6月安値(692ポイント)から年初来高値の1289ポイント(5月23日取引時間中高値)までの上昇幅から、フィボナッチ数(38.2%)下落した水準にほぼ達している。

 ボラティリティ(変動性)が高まると当然のことながらリスクも広がることになる。リスクを軽減するためには、ポジションを縮小せざるを得ない。日経平均株価の1万2500円水準は、PER14倍台で、S&P500指数の15倍台と比べても割安水準にある。

 今後の修復上昇相場で、リード役を果たしそうなのが、不動産やREIT(不動産投資信託)関連の銘柄だ。アベノミクスの金融緩和策を好感し、先駆して上昇した。その後は、日銀の〝異次元緩和〟の直後に天井を付けて、早めに調整を完了する可能性が高い。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)