3.5円の大幅反発後のもみ合いへ

ここまでの相場展開:日本株大幅反発もドル/円の上値は限定的
東京市場のドル/円は98.40円台まで小高く推移したとはいえ、日経平均が600円超上昇した割には伸び悩んだ。先週末の米5月雇用統計後に付けた安値からほぼ3.5円上昇しているだけに上値追いには慎重な様子も見て取れる。
その米5月雇用統計については、雇用の伸びは予想以上であったものの、量的緩和縮小の条件とされる20万人増のペースは下回るという微妙な結果であっただけに、一段のドル高材料としてはやや力不足と言わざるを得ない。
ここからの展開:日銀イベント前で積極的な売買は手掛けづらい
また、明日には日銀の金融政策発表を控えており、積極的な円売りや円買いを仕掛けにくい局面でもある。事前報道によると、日銀は資金供給オペの年限を最長1年から2年に延長する事を検討している一方、指数連動型上場投資信託受益権(ETF)の買い入れ枠拡大には消極的とされている。本日のドル/円は、欧米の株価動向を眺めて神経質に上下する可能性はあるが、明確な方向感を持った動きにはなりにくいだろう。