<話題の焦点>=中国PMI、50前後と好不況の分岐点に

 中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)がマーケットを揺さぶっている。先月23日に発表された5月のHSBC中国製造業PMI・速報値は49.6と好不況の境目となる50を7カ月ぶりに下回った。この発表を受け、日本を含むアジア株式市場は軒並み安となった。

 一方、中国物流購入連合会(CFLP)と国家統計局が今月1日に発表した5月の中国製造業PMIは50.8だった。CFLPと国家統計局が発表するPMIは中国の「公式PMI」。CFLPが発表する中国PMIは、国営企業など大企業の比率が高いのに対し、HSBCの統計には中小企業や輸出企業が多いことが、両指数の数字の差となっている。

 中国の2013年1~3月期国内総生産(GDP)は前年同期比7.7%増と4期連続で8%割れを記録するなど、中国の景気減速懸念は強い。中国関連株の建設機械大手のコマツ<6301.T>や日立建機<6305.T>、工作機械関連のファナック<6954.T>、海運大手の商船三井<9104.T>などの株価が、中国PMIに左右される展開は今後も続きそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)