<私の相場観>=証券ジャパン・調査情報部長 大谷 正之氏

 今週は値固めの週となりそうだ。その動向によって、先週の安値が本当の底値となるかを判断することになる。市場関係者の関心は、日銀の金融政策決定会合と、その後の黒田東彦総裁の会見内容に集中している。

 米景気は、依然として減速懸念が尾を引いており、金融緩和に向けた出口戦略は、やや遠のいたかたちだ。今後は緩やかな景気回復が株価上昇の下支えとなりそうだ。

 今週末の株価指数先物・オプションのラージSQ(特別清算指数)算出の経過は、需給改善を進展させることになる。

 当面の物色対象は、主力の輸出関連で、PERが割安水準にあるものに加え、追加的な成長戦略などの政策関連銘柄、ボーナス支給時期に連動した消費関連などに注目している。

 個別銘柄では、FA機械や各種センサーの成長で好調な業績推移が見込めるオムロン<6645.OS>、マイナンバー制度関連で、金融機関向けのシステム構築により収益回復が見込めるITホールディングス<3626.T>、インドをはじめ、海外向け高速鉄道用車両で強みを発揮する日本車両<7102.T>に注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)