あす(12日)の為替相場見通し=97円台の円高試す展開も

 あすの東京外国為替市場の円相場は、97円台の円高を試す展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=97円00~98円30銭、1ユーロ=128円50~131円50銭。この日は日銀金融政策決定会合の発表があり、結果は「現状維持」だった。市場で期待が膨らんでいた固定金利オペの年限長期化などは見送られた。この結果を受け、円相場は発表から間もなく一時97円70銭台まで円高が進んだ。市場関係者からは、「金利安定化策は必要だったのでは」との見方が少なくなく、今回の日銀の決定をネガティブにみる声も出ている。こうしたなか、あすの市場は円高・ドル安基調が続く展開が予想される。
 この日からあすにかけて米国では目立った経済指標の発表はなく、米国要因によるドル買い・円買いは期待しにくい。あすは日本では4月機械受注の発表がある。7日の米5月雇用統計の発表を受け円売り・ドル買いが進んだ揺り戻しの円高・ドル安が、どこまで進むかが市場の関心を集めそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)