東京株式(前引け)=出来高減少傾向で続落

 12日前引けの日経平均株価は前日比245円安の1万3072円と続落。前場の東証1部の売買高概算は14億2318万株、売買代金は1兆196億円。値上がり銘柄数は237、対して値下がり銘柄数は1400、変わらずは69銘柄だった。全体の8割の銘柄が下落している。また、売買代金は縮小傾向で個人投資家資金の離散傾向を反映している。
 きょう前場の東京株式市場は、きのうの後場の地合い悪を引き継ぎ売り優勢の展開。日経平均株価は一時1万3000円大台を割り込んだ。前日発表された日銀の金融政策決定会合では長期金利の上昇を抑える追加策が打ち出されなかったことで、海外で1ドル=95円台半ばまで円が買われるなど急速に円高ドル安が進行、足もとは96円台半ばまで円安方向に戻してはいるが引き続き警戒感が強い。売り一巡後は押し目買いや買い戻しも入りやや下げ渋っているが、今週末にSQを控えるほか、今週から来週にかけて米国の重要経済指標が相次ぐこともあり、それを見極めたいとの思惑から積極的な買いは見送られている。
 個別ではトヨタが安く、ソニーも売られた。三菱UFJ、三井住友など大手銀行株も安い。三井不、菱地所が値を下げ、クボテック、丸栄も利益確定売りに押された。半面、東電が高く、GSIクレオスも続伸。カーバイド、サニックス、新日本科学なども値を飛ばし、材料株物色の色彩が強まっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)