<動意株・12日>(前引け)=カーバイド、東天紅、精養軒、新日本科学

 日本カーバイド工業<4064.T>=大幅高。同社株は6月5日の寄り付きに大口のクロスが観測され、その後株価はストップ高となり、玉移動思惑からにわかに人気が加速する形となった。翌6日は前日の上昇分を帳消しにする下げをみせたが、「これはクロス商いに誘われて提灯筋の買いが集中したことで、そのふるい落としの要素があった」(市場関係者)という見方が出ている。

 東天紅<8181.T>と精養軒<9734.OS>=ともに逆行高。妊娠の兆候が見られるとして6月4日から展示を中止しているジャイアントパンダのシンシンについて、6月6日に採血した血液中の黄体ホルモンの値が、前回5月30日より低下しているほか、同じく6月6日の観察で4つの乳頭が確認できるようになったとしており、上野動物園では「前回6月4日の報告時より出産に近づいているものと考えられる」としていることから、上野周辺への集客力向上に期待した買いが両社に入っている。

 新日本科学<2395.T>=急反騰。ここiPS細胞を使ってがんの新しい治療法を開発する研究が大きく進展している。がんの「免疫療法」で和歌山県立医科大学が、免疫力を上げる「がんワクチン」用樹状細胞の大量作成技術を開発したことが報じられたほか、理化学研究所はがん細胞を攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」を活性化させることに成功したと伝えられるなど、再びiPS細胞が市場のテーマとして脚光を浴びつつある。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)