<マーケットアイ> 拾い場到来!好業績割安株 仕込み好機の15銘柄(2)

 今14年3月期の主要企業業績は前期比30%程度の経常増益が見込まれている。仮に為替の円安効果が剥落しても大幅増益は濃厚だ。日本企業は、08年9月の金融危機前の利益水準のおよそ9割を回復する段階まで回復しており、このファンダメンタルズの変化は株価を浮揚させる強力なエンジンとなる。

 これは個別株戦略にもそのまま当てはまる。業績面で裏付けのある銘柄は、今の流動性の高まった市場であればいずれは見直される公算が大きい。また、PERなどの指標面での割安さも短期的には無視されがちだが、長い目でみると株価水準訂正の根拠として冷酒のように効き目を表す。

 したがって、全体の相場の波乱にツレ安した好業績割安銘柄は、願ってもない拾い場を提供しているという見方もできる。

 とはいえ、個人投資家資金は思った以上にしたたかであるだけでなく、思った以上に〝わがまま〟でもある。中長期で見直される可能性が高い好業績割安株でも、それにプラスして値動きの軽さや急騰性などを追求するのが市場参加者の本音といえる。「特に今の地合いではボリューム面からも主力株の上値は重い」(中堅証券営業体)という判断も働くところだ。

 そこで、過去の実績から仕手材料株としての活躍素地を兼ね備えた銘柄で、PER10倍を下回る割安銘柄を15銘柄選出してみた。そのうちの11銘柄はPBRも1倍を下回り、また13銘柄が今期営業2ケタ増益以上の変化率を見込んでいる。個別にはMISAWA<1722.T>や文化シヤッター<5930.T>、河西工業<7256.T>などはオールドファンに馴染みのある材料株であり人気素地十分。

 また、株価の瞬発力という点で新日本無線<6911.T>なども注目。流動性にやや難があるが、丸文<7537.T>なども動き出せば面白い存在だ。ここ継続的な買いが観測されているイチネンHD<9619.T>なども継続マーク。その他、名村造船<7014.OS>、アルコニクス<3036.T>、リケンテクノス<4220.T>、大紀アルミニウム工業所<5702.OS>、三協立山<5932.T>、エイチワン<5989.OS>、蝶理<8014.T>、宇徳<9358.T>、江守商事<9963.T>などにも目を配りたい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)