本日も“神経質な乱高下”!?

新たな要因も加わり、リスク回避ムード - 円買い
※ご注意:予想期間は6月14日と表示されていますが、本日(13日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 東京タイムこそポジション調整から円売りが活発となったものの、その後は昨日も幅広い円買いが持ち込まれる一日となりました。やはりキッカケは“日経平均先物が下落”し、つれて“NYダウが下げに転じる”という“株安”でした。

 「ゼロ回答の日銀金融政策決定会合」「中身のない成長戦略」という負の二本柱?に加えて、昨日は「ギリシャ(国営放送閉鎖)やトルコ(反政府デモ)に緊迫が走る」といった新たな要因も加わりました。「QE縮小の行方も依然として不透明」な状況を考えると、昨日はリスク回避ムードに包まれやすいマーケット環境になったといわざるを得ないところです。こうして東京タイムに97円台へと値を戻していたドル円は、NYタイム中盤には95.128円・Bidへと再び突き落とされました。
昨日に続き“神経質な乱高下”!?
 こうした中で本日の展開ですが、昨日に続いて“神経質な乱高下(いわゆる荒れる展開)”が想定されるところです。

 現在の為替市場を牽引しているのは依然として“日経平均(ならびに日経平均先物)”であり、大幅安はリスク回避姿勢をさらに進行させる可能性が否めません。また節目とされる95円の大台が目前に迫っているだけに、短期筋の仕掛け的なオーダーも入ってきやすいと考えておいた方が無難といえます。昨日も下値を支えた6/7安値(94.916・Bid)付近が下値メドとして意識されることになり、これを割り込むとストップロスを絡めながら「黒田バズーカ砲以前の水準(92.50~93.00円付近)」を窺う可能性も否定できないところです。
“下方向への動き優勢”と見られるが…?
 一方で、こちらも昨日記載しましたが、欧米タイムで“すでに先取り”された感が否めません。このため下攻めした後には、調整の買い戻し(円売り)圧力が入ってこないとも限りません。つまり思惑には依然として大きな差異が見られており、ブレの大きさから“上を下へと揺れ動く”展開を想定しなければなりません。上値のメドとして考えられているのは100日移動平均線(96.60円付近)から上に待ち構える分厚いドル売りオーダーと見られますが、この辺りまでは主だったレジスタンスが存在しない“真空地帯”となります。

 リスク回避姿勢へ傾斜していることから“下方向への動きが優勢”と見られますが、どちらに振れてもおかしくない状況であることを認識しつつ、“神経質な乱高下(いわゆる荒れる展開)”を想定した“臨機応変に対応”が求められる局面といえそうです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:97.829(日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:97.580(日足・一目均衡表転換線)
上値3:97.204(6/10~6/12の50%戻し)
上値2:97.016(6/12高値、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:96.607(100日移動平均線)
前営業日終値:95.973
下値1:95.062(ピボット1stサポート、大台)
下値2:94.917(6/7安値)
下値3:94.151(ピボット2ndサポート)
下値4:94.000(大台)
下値5:93.668(週足・一目均衡表基準線)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
12:46 ドル円 抵抗・支持ライン追加