<話題の焦点>=日本の水道、水質浄化技術、アフリカのインフラ整備支援

 安倍晋三首相は、月初に開催された第5回アフリカ開発会議で人道援助や失業対策として5年間で1000億円の政府開発援助(ODA)を拠出して支援する意向を表明した。治安対策を含め日本企業の投資拡大と経済成長を後押しすることが目的で、戦略的マスタープランを策定、主要都市のインフラ整備を援助する。

 マスタープランは国際協力機構(JICA)が各国政府から請け負い内容を詰めるが、人口が急増しているアフリカでは大量に排出されるゴミと水質汚染が大きな問題になっており、ゴミ処理と水道整備が緊急の課題。特に水問題は、下水の垂れ流しや高濃度の農薬散布で地下水など水源まで汚染が進んでいるという。

 ただでさえアフリカは世界でも水不足が深刻な地域で、サハラ砂漠より南の地域では人口の約4割、3億3000万人が安全な水を飲めない状況にある。もちろん国によって格差はあるが、ケニアをはじめほとんどの国、地域は水道設備が乏しく、川や公共の井戸からタンクに水を汲んで飲料水や生活水に使っている状態だ。

 現地では、水道整備や水質浄化など日本の技術やノウハウへ期待が高まっている。

◆水道関連銘柄

☆水道
 日揮<1963.T>、日本上下<2325.T>、東洋エンジ<6330.T>、水道機工<6403.OS>

☆逆浸透膜
 東洋紡<3101.T>、東レ<3402.T>、日東電工<6988.T>

☆精密ろ過膜
 クラレ<3405.T>、旭化成<3407.T>、三菱ケミHD<4188.T>

☆造水プラント
 神鋼環境<6299.OS>、ササクラ<6303.OS>、荏原実業<6328.T>、オルガノ<6368.T>、栗田工業<6370.T>、日立造<7004.T>、三菱重<7011.T>

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)