<検証話題株・みずほFG> 金融相場リード役として存在感、個人資金誘導の影の主役に(1)

 みずほフィナンシャルグループ<8411.T>は、常に高水準の売買高を伴い、金融相場のリード役に位置付けられている。日銀の異次元緩和で一段高に買われたが、5月下旬以降は急激に値を崩しており、日銀が英断を下す前の株価水準に落ち込んだ。マーケットの思惑が錯綜する中、今後はいかなる軌跡を辿るのか。
 
 東京市場の怒涛の快進撃が始まった昨年11月中旬以降、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>は、それに歩調を合わせるように株価水準を大きく切り上げてきた。120円近辺を彷徨していた株価は、今年5月15日には233円の高みに駆け上ることになる。半年間でほぼ倍化の過程を辿ったわけだ。

 金融相場の色彩が強まる中で、みずほはその象徴株の一角として全体相場を牽引した。特に日銀が異次元緩和の導入を発表した4月4日以降は、その存在感を高め、株価上昇と合わせて売買代金も増勢となった。

 株主には個人投資家も多く、「同社など銀行株の上昇は、信用取引の担保株としての価値向上から個人の投資余力拡大に大きく貢献した」(国内ネット証券)といわれる。しかし、ウォール街に浸透する「セル・イン・メイ(5月に売れ)」の格言通り、波乱の幕開けは5月23日、突然に訪れた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)