<私の相場観>=上田ハーロー・外貨保証金事業部長 山内 俊哉氏

 ドル・円相場は当面、調整局面が続く可能性がありそうだ。

 長期スタンスでのドルの上昇トレンドは変わっていないとみている。

 ただ、米国の量的緩和縮小観測が強まるなか、米金利上昇とともに資金が新興国から米国に戻りつつあり、新興国を含めてコントロールがしにくい状況が生まれている。

 また、ドル安・円高が進んでいるが、円は期待先行で売り物が膨らんできただけにポジション的にも、センチメント的にも行き過ぎていた面はある。その意味で、円はアンワインド(巻き戻し)が一番起こりやすい通貨となっている。

 今後1カ月程度をみた場合の予想レンジは、1ドル=90円88銭~100円前後。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の状況次第では、2月安値の90円88銭が意識されることはあり得る。ドル高・円安方向に振れても100円から上値を試すのは目先は厳しいように思える。

 ユーロ円は1ユーロ=125~133円後半、ユーロドルは1ユーロ=1.28~1.35ドル。豪ドルは対円では、1豪ドル=88~94から95円前後のレンジを予想している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)