<株式トピックス>=1ドル=95円超える円高に警戒感

 13日の外国為替相場では、海外で円高・ドル安が進行した流れを引き継いで、東京時間に入って1ドル=94円台での推移となり、午後3時半には一時、1ドル=93円台後半まで上昇、その後も94円を挟んだ推移となっている。
 1ドル=95円を超える円高進行を見て、市場関係者からは「いよいよ、主力輸出関連企業の14年3月期の業績に実際にマイナス影響を与えるゾーンに入ってきた。短期間で95円より円安圏に跳ね返す必要がある」としていた。
 確かに今期の想定為替レートを1ドル=95円と想定している企業は多い。日産自動車<7201.T>、ホンダ<7267.T>をはじめ、キヤノン<7751.T>、リコー<7752.T>、日立製作所<6501.T>、日本電産<6594.T>、京セラ<6971.T>、村田製作所<6981.T>、コマツ<6301.T>、商船三井<9104.T>、三菱商事<8058.T>などが主なところ。
 一時、1ドル=103円台までの円安が進行していた時期には、試算とはいえ多額の為替差益が見込まれていたものが、分水嶺の95円を円高方向に超えたことで、一転して業績予想の下方修正を強いられかねない事態となっているわけだ。政府・日銀は円安・ドル高方向に引き戻す有効な対策を急ぐタイミングにきている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)