G8を控えて様子見ムードだが…?

NYタイム中盤以降は再びリスク回避 - 円買い戻し
 94.50円や95.00円等のオプションが意識されたこともあり、東京タイム序盤の上下動を除くと、先週末のドル円は概ね膠着する状況を続けました。しかしNYタイム中盤以降は、再び円買いが目立ちました。米鉱工業生産・ミシガン大消費者態度指数等が事前予想を下回ったからです。

 NYダウならびに日経平均先物は大きく下落に転じるなどリスク回避姿勢が強まり、この影響でドル円も約1円の急落を伴って再び93円台へと顔を覗かせています。もっともG8(主要8カ国首脳会議)やFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えた週末ということもあり、さらにそこから下値を追うといった展開には発展しませんでした。
G8での波乱は想定しづらい…!?
 こうした中で週明けとなる本日ですが、まずはG8を睨んだ様子見ムードからスタートする展開が想定されるところです。このため積極的な取引は手控えられる可能性が高く、全般的に小動きとなることが想定されています。「アベノミクス」が議題の1つになると見られますが、すでに先月22日から円高・ドル安は進行していることから「行き過ぎた円安」を巡る議論がなされる可能性は低く、波乱となるケースは想定しづらいからです。

 一方で、円相場を引っ張るのは、今週も日経平均ならびに日経平均先物と見られるところです。そして先週末のNYタイム中盤以降の動きは、“日経平均の反落スタート”を示唆しているともいえます。
“様子見”となりやすいが、下方向へのブレには警戒を…!
 テクニカルから見ると、絶対的な売りシグナルとされる日足・一目均衡表の“三役逆転”が形成されている中、94.50円から上にはかなりまとまった円買いオーダーが観測されています。このためイベントを控えて“様子見”となりやすい中、94円前半~半ばを中心とした“神経質な展開”をメインシナリオとしつつ、米経済指標の悪化等による突発的な要因にて“再び下方向”へと揺れ動く展開を警戒するのが、自然といえるかもしれません。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:95.801(6/14高値)
上値4:95.314(ピボット1stレジスタンス、6/14の76.4%戻し)
上値3:95.000(大台)
上値2:94.894(6/14の50%戻し)
上値1:94.680(6/14の38.2%戻し)
前営業日終値:94.164
下値1:93.987(6/14安値、大台)
下値2:93.770(6/13安値)
下値3:93.500(ピボット1stサポート)
下値4:93.000(大台)
下値5:92.731(4/4安値)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
12:21 ドル円 抵抗・支持ライン追加