円高是正時期が株価上昇時期

金融相場から実態相場への転換点
期待の強かったアベノミクスには翳りも見られる。規制緩和では大衆薬のネット販売に条件が付き、法人の農業参入や法人税減税は見送られ、設備投資減税も先送りである。財政健全化も各論は参議院選挙後に先送りされた。

GNI増加は個人のポケットが膨らむ訳ではないし、インフラ輸出も目新しくはない。黒田日銀も4月の異次元緩和のあとは静観している。

勿論、期待過剰で高過ぎた株価は思い切ったアベノミクスへの失望感から異次元緩和前の水準に低下し、今年度の景気・企業業績見通しとバランスする水準になった。

しかし、選挙前後に日本経済再生のための規制緩和などの抜本的構造改革案が出て来なければ大幅な株価上昇は見込み難いのではないだろうか。

現在は株価急落により買える水準にあり、5月の異常高の再現はないにしても堅実な投資活動を再開すべき時であり、急騰した円高の是正が始まる時期が株価上昇時期となろう。