テレビ東京HDが新高値目前、PBR0.6倍台でファンド買いの思惑

 テレビ東京ホールディングス<9413.T>の上げ足に弾みがついており、5月7日につけた年初来高値1440円払拭を目前に捉えている。広告需要の回復を背景に同社の14年3月期業績は売上高が前期比2.5%増の1182億7200万円、経常利益は同70.4%増の35億2400万円と回復色が強まる見込みにある。また、年25円配当を計画しているにもかかわらず、PBRが0.6倍台と大きく解散価値を下回っていることも見直し買い余地を反映している。市場関係者の間では、「同社がテレビ放映権という後発の参入困難な既得権益を擁しながら、PBR0.6倍台は掛け値なしの拾い場」という指摘があり、ファンド筋などの継続買いの根拠となる。
 また、アベノミクスの3本目の矢である成長戦略でもテーマに乗る。日本はテレビアニメや漫画、キャラクターの版権ビジネスで海外から高評価を得ているが、このコンテンツの海外輸出が日本の成長戦略推進に大きく貢献するとみられている。その中、同社は日本でもかつて人気化したキャラクター「カリメロ」のテレビアニメの新シリーズをフランスと共同で製作することを発表しており、これも有力な手掛かり材料とみられているようだ。

テレビ東京HDの株価は13時46分現在1410円(△38円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)