<話題の焦点>=スマホ関連に再注目、電子部品業界の成長キーワードに

 電子部品関連株の中で、スマートフォン向けの需要好調を背景に業績好調が見込まれる企業に改めて注目したい。足もとは急激な円高や海外株安など逆風材料の多い東京市場だが、業績好調企業は早晩株価も見直される公算が大きい。電機やその周辺セクターで、勝ち組と負け組に振り分けるキーワードとなっているのが「スマホ」である。

 電子部品各社の前期業績は業界内でも明暗を分けたが「総じてスマートフォン向け依存比率の高い企業の業績が好調だった」(証券系アナリスト)といわれている。今期も引き続きスマホ向けを背景に大幅な伸びが予想される銘柄が少なくない。

 村田製作所<6981.OS>はそのひとつで、販売が伸び悩んでいる「iPhone5」以外にも、韓国のサムスン向けにも販売を伸ばし、業績成長トレンドを確保している。前3月期最終利益は37%増益となったが、今期はさらに回復が加速し65%増益を見込む。

 また、スマホ向けに光学フィルムで高水準の世界シェアを持つ日東電工<6988.T>も業績好調で、前期最終利益は4割の伸びをみせたが、今期も5割強の拡大を見込んでいる。

 さらにスマホ用ヘッドセットを生産するフォスター電機<6794.T>も異彩の変化率をみせる。前期の最終利益はほぼ3倍となったが、続く今期も44%増益を計画するなど飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

 このほかスマホ向けに電磁波シールドフィルムを提供するタツタ電線<5809.T>も要注目。同社の手掛ける電磁波シールドは薄型化技術で他を引き離しており、今後も高シェアを維持する可能性が高い。

◆スマホ関連で要注目の電子部品株

銘柄(コード)    商 品     株価(円)

タツタ<5809.T>   電磁波シールドフィルム  893
フォスター<6794.T> ヘッドセット      1639
村田製<6981.OS>   セラミックコンデンサー 7340
日東電<6988.T>   光学フィルム      5910

※株価は17日終値

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)