底ついた印象もFOMC次第、19日日本時間は様子見

FOMC待ちで薄商いも小動きながら買い優勢と見る
 18日の東京株式市場は3日ぶりに小幅反落。日経平均株価終値は、前日比25円安の1万3007円となった。東証1部の売買高は24億3480万株と今年最低で、昨年12月25日以来ほぼ半年ぶりの低水準となった。売買代金は1兆9258億円と連日の2兆円割れ。現地19日に発表されるFOMC(米連邦公開市場委員会)の内容を見極めたいとの姿勢から手控えムードに拍車が掛かっている。

 あす(19日)の東京株式市場は、現地19日発表のFOMC(米連邦公開市場委員会)声明文や、その後のバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見内容を見極めたいとの姿勢から、引き続き売り買いともに手控えムードが継続し、日経平均株価は1万3000円を挟んでの小幅な値動きとなりそうだ。ただ、外国為替市場で5月下旬から続いてきた円高・ドル安傾向に歯止めが掛かりはじめたとの指摘もあり、株式市場は買い優勢の地合いとなりそうだ。
スマホ関連に再注目、電子部品業界の成長キーワードに
 足もとは急激な円高や海外株安など逆風材料の多い東京市場だが、業績好調企業は早晩株価も見直される公算が大きい。電機やその周辺セクターで、勝ち組と負け組に振り分けるキーワードとなっているのが「スマホ」である。電子部品関連株の中で、スマートフォン向けの需要好調を背景に業績好調が見込まれる企業に改めて注目したい。

 電子部品各社の前期業績は業界内でも明暗を分けたが「総じてスマートフォン向け依存比率の高い企業の業績が好調だった」(証券系アナリスト)といわれている。今期も引き続きスマホ向けを背景に大幅な伸びが予想される銘柄が少なくない。

 村田製作所<6981>はそのひとつで、販売が伸び悩んでいる「iPhone5」以外にも、韓国のサムスン向けにも販売を伸ばし、業績成長トレンドを確保している。前3月期最終利益は37%増益となったが、今期はさらに回復が加速し65%増益を見込む。

 また、スマホ向けに光学フィルムで高水準の世界シェアを持つ日東電工<6988>も業績好調で、前期最終利益は4割の伸びをみせたが、今期も5割強の拡大を見込んでいる。

 さらにスマホ用ヘッドセットを生産するフォスター電機<6794>も異彩の変化率をみせる。前期の最終利益はほぼ3倍となったが、続く今期も44%増益を計画するなど飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

 このほかスマホ向けに電磁波シールドフィルムを提供するタツタ電線<5809>も要注目。同社の手掛ける電磁波シールドは薄型化技術で他を引き離しており、今後も高シェアを維持する可能性が高い。

◆スマホ関連で要注目の電子部品株

銘柄(コード)    商 品     株価(円)

タツタ<5809>   電磁波シールドフィルム  893
フォスター<6794> ヘッドセット      1639
村田製<6981>   セラミックコンデンサー 7340
日東電<6988>   光学フィルム      5910

※株価は17日終値