<マーケットアイ> 仕手系材料株が沸騰、主力株買い手控えムードで資金シフト鮮明(1)

 きのう18日の東京株式市場は連日で売買代金2兆円を割り込む薄商いの中、日経平均は朝方高かったものの買いが続かず小幅安で着地する方向感に乏しい展開となった。FOMC(米連邦公開市場委員会)を控えていることもあり、主力株には買いを入れにくい環境にあることが影響した。しかし、一方で仕手系色の強い個別材料株物色は旺盛で、継続的に売買代金を集めながら急騰するものも目立っている。

 東京市場は強烈な「メイストーム」となった5月23日の1143円安の暴落に見舞われて以降、にわかに先物主導で波乱展開の連続を余儀なくされた。先物主導の裁定解消売りに悩まされる中、指数に連動しやすい主力株への押し目買いもままならない状況だ。

 最近は「深手を負って退場する個人資金も出ている」(国内ネット証券)中で、個人投資家の売買シェアも減少傾向を辿り、ひと頃のアベノミクス・フィーバーもかなり色が褪せてきたという見方も一部にはある。

 しかし、個別株ベースでみる限りその指摘は当たらない。全体指数の波乱とは別に我が道を突き進む銘柄が相次いで出現しているからだ。新興市場のバイオ関連と東証1部(2部)の中低位材料株がそれに該当する。

 ただし、バイオ関連は6月に入ってから一様に崩落展開となったことで、戻り売り圧力も常に意識されるところだ。「対して中低位材料株は物色対象の裾野が広く、上下動が一方通行になるバイオ関連とは違う」(中堅証券営業体)という点が強みとなっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)