外為サマリー:1ドル96円50銭前後へ円安進む、FOMC後の水準探る展開

 20日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=96円49~50銭近辺と前日午後5時時点に比べ1円46銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=128円22~26銭と同96銭の円安・ユーロ高で推移している。
 19日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表され、政策金利は0.00~0.25%に据え置かれた。その後の記者会見でバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は「年内に資産購入ペースを緩やかにするのが適切」と発言。「来年半ばに(量的緩和の手段である)資産購入を終えたい」とも述べた。
 これを受け、NYダウは下落したものの米長期金利が上昇したことを受け、日米金利差拡大の見方から円売り・ドル買いが流入。ニューヨーク市場では一時、97円02銭まで円は下落した。東京市場で日経平均株価が下落すると円買い・ドル売りが優勢となり、一時96円17銭まで円高方向に振れる場面もあった。このFOMCを経て、市場には「早ければ9月にも米国の量的緩和縮小が始まる」(アナリスト)との見方が強まっている。また、「米景気回復に伴うドル高基調が続く」(同)との声も出ており、今後はFOMC後の適正水準を探る展開が予想されている。
 ユーロは、対ドルで1ユーロ=1.3287~88ドルと同 0.0104ドルのユーロ安・ドル高で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)