“真空地帯”完全突破ならず

FOMC・バーナンキFRB議長会見はサプライズ!? - ドル全面高
※ご注意:予想期間は6月21日と表示されていますが、本日(20日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 注目のFOMC(米連邦公開市場委員会)は、ドル全面高で反応しました。

 予想通りの“現状維持”となったFOMCは、声明でも「雇用はさらに改善が見られる」と表現が強められた以外は大きな変化が見られませんでした。ただし同時に公表された2013-15年経済見通しでは「雇用は下方修正」されており、景気見通しの上方修正と相俟って「FRB(米連邦準備制度理事会)は雇用の先行き見通しに“楽観的”」との見方へつながっていきました。

 さらにその後のバーナンキFRB議長会見で、“経済情勢が改善すれば”とコレまで通りの条件はついているものの、「年末までに資産購入ペース(QE)縮小の可能性」「2014年の年央あたりにQE終了の可能性」とのコメントがサプライズとして受け止められ、ドル買いにさらに拍車がかかりました。こうして“NYダウ急落”“米長期金利急上昇”という混乱したマーケットの中で、ドル円は“後者(日米金利格差拡大)”を背景にして97円台へと駆け上りました。
本日は米経済指標が目白押し…
 こうした中で本日の展開ですが、昨日は無視(?)された“前者(NYダウ急落)”の影響を受けると見られる日経平均にどこまで反応するかが、まずはポイントと見られるところです。QE縮小への思惑は“株式市場への流入期待を後退させる”ものであり、リスク回避姿勢の高まりは足元で円買いニーズを浮上させてもおかしく状況となるからです。

 また昨日高まった“QEの早期縮小”との思惑の背景には、依然として“経済情勢が改善すれば”という条件がついています。そんな中で本日は住宅・景況感・雇用とバラエティに富んだ米経済指標が数多く予定されており、結果次第では状況が一変する可能性も残されています。
“真空地帯”完全突破ならず!まだ“両睨み”が必要…!?
 一時到達したといっても、まだ“94.00~97.00円”のいわゆる“真空地帯”を完全に突破できていない状況でもあります。現時点では“上方向”と決め付けることなく、利益確定売りニーズも含めて、依然として“両睨み”の警戒感を持って臨みたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:98.262(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:97.980(6/10~6/13の76.4%戻し、大台)
上値3:97.322(ピボット1stレジスタンス)
上値2:97.016(6/12高値、大台)
上値1:96.832(100日移動平均線)
前営業日終値:96.383
下値1:96.197(6/19の38.2%押し)
下値2:95.921(6/19の50%押し、大台)
下値3:95.662(6/19の61.8%押し)
下値4:95.135(ピボット1stサポート)
下値5:94.827(6/19安値)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
12:10 ドル円 抵抗・支持ライン追加