外為サマリー:一時1ドル97円台へ円安進む、バーナンキ発言受けドル全面高に

 20日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=96円98~99銭近辺と前日午後5時時点に比べ1円95銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=128円56~60銭と同1円30銭の円安・ユーロ高で推移している。
 19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「年内に資産購入ペースを緩やかにするのが適切」と発言したことを受け、「早ければ9月にも米量的緩和の縮小が始まる」(アナリスト)との観測が浮上。この量的緩和縮小観測で米長期金利が上昇したことから、ドルへの買い需要が拡大。ドルは対円や対ユーロで買われる全面高状態となった。
 市場関係者からは、「ドル高基調が再度強まる」との見方が出ており、ドル主導による円安期待が浮上している。この日HSBCが発表した6月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)は48.3と前月から0.9ポイント低下した。中国景気減速懸念から、豪ドルなどが一時売られたが、円に対する影響は限定的だった。注目を集めた6月のFOMCを経て、今後は米国の景気指標が一段と注目されるとみられている。
 ユーロは、対ドルで1ユーロ=1.3257~58ドルと同 0.0134ドルのユーロ安・ドル高で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)