<動意株・20日>(大引け)=カーバイド、ブロードメディア、戸田工

 日本カーバイド工業<4064.T>=上値追い継続、高値720円まで値を伸ばす。材料株物色人気の先陣を切る銘柄で、因縁場となった4月の630円高値を上抜いたことで上げ足が加速してきた。市場筋の間ではかつて名を馳せた投資集団の名が巡るなど、特定資金の買い攻勢思惑も早くから取り沙汰されている。

 ブロードメディア<4347.OS>=大幅反発。短期資金の買い攻勢に上値追いが加速している。同社は映像配信事業を手掛けているが、クラウド技術を使い安価で家庭用ゲームを供給する事業への展開を図っており、これを材料視する買いが継続している。クラウドを利用した家庭用ゲーム「G-cluster」はきょう20日からサービス開始、発売当初は約50タイトルのゲームを取り揃え、順次ラインアップを充実させていく計画。

 戸田工業<4100.T>=急伸。GSユアサが独ボッシュと電気自動車などに搭載する電池事業で提携すると発表したことで、リチウムイオン電池用正極材を手掛ける同社株にも買い気が再燃した。カーボンナノチューブによる高機能電池への期待も強い。

 ローランド ディー.ジー.<6789.T>=大幅高。切削型3D出力装置を扱うことから、3Dプリンター関連の一角として脚光を浴びている。今3月期の連結営業利益は前期比2.7倍の37億8000万円と大幅増益を予想していることも買い手掛かり。既存製品では困難だった様々な素材へ印刷できるUVプリンターが伸びている。

 日本化学工業<4092.T>=反発。同社は13年3月期に最終69億8900万円の赤字に陥ったが、14年3月期業績は前期に行ったリストラ策が収益体質改善をもたらせており最終損益は4億円の黒字に浮上する見通し。また、同社の研究チームは〝金錯体〟に強力な抗がん作用があることを発見し、上海交通大学と抗がん剤の共同開発に動いていることも買い材料となる可能性がある。

 黒田精工<7726.T>=急反発。19日の取引終了後、川崎市幸区の本社土地・建物を三菱地所レジデンス(東京都千代田区)に売却すると発表しており、これに伴う固定資産譲渡益12億6700万円を14年3月期決算に特別利益として計上するとしたことを好感。なお、業績予想の修正に関しては現在精査中であり、判明次第速やかに開示するとしている。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)