ドル円を動かすのは金利か株価か?

FOMCをきっかけに変化したのか?
ドル円相場を大きく左右する要因として、米長期金利や日米金利差、日米の株価などがあります。その中でも5月半ば以降の為替市場では日経平均株価の影響が支配的になっていました。株価と為替の関係は、にわとりと卵の関係に似て、どちらがにわとりでどちらが卵かはっきりしないところがありますが、ここしばらくに限って言えば日経平均の動きを見てドル円が動いていました。

昨日のFOMC声明で「経済と労働市場の見通しに対する下方リスクは秋以降、後退した」とされ、バーナンキ議長が会見で「経済指標が見通しとおおむね一致すれば、毎月の資産買い入れ規模を年内に縮小させ、来年央あたりに終了させる」と述べたことから米長期金利が急上昇し、その一方でNYダウは急落しました。このとき、日経平均先物も上下しましたが、発表前と比べほとんど下がらなかったこともあって、ドル円相場は米長期金利の動きに追随して上昇しました。

現在も日経平均先物は小動きながら、米長期金利が2.4%台と一段高となる中、ドル円も98円付近まで上昇幅を拡大しています。

米長期金利の上昇がどこまで続くのか、米長期金利の上昇が続いている間に日経平均がキャッチアップできるのか、いつまで金利優勢の為替相場が続くのか、などいくつもの不確定要因はありますが、昨日から大きく市場の雰囲気が変わったことは確かです。