FOMC後の“2つ流れ”、軍配はどっち…?

FOMC後の“2つ流れ”が継続- ドル乱高下
※ご注意:予想期間は6月22日と表示されていますが、本日(21日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 “FOMC後のドル高の流れ”が継続した昨日は、欧州タイムにドル円を98円台へと押し上げました。「思い切った投資減税を行い、大胆な法人税引き下げを実行」とする自民党の参院選公約が報じられたことによる円売りや、新規失業保険申請件数を除く米経済指標が概ね強い内容だったことも、こうした動きを後押しした感があります。

 一方で“FOMC後の株安の流れ”も、依然として続いています。このため200ドル超の下落を見せた前日に続き、NYダウが一時380ドル超まで売り込まれたNYタイム中盤以降は、「リスク警戒感による円買い」が優勢となっています。こうして98円台から96円後半へ急反落(本日の東京タイム序盤)する動きを見せるなど、ドル買い圧力優勢の展開の中で“往って来いの乱高下”も演じています。
バーナンキ発言への反応は、やや過剰気味…?
 こうした中で本日の展開ですが、引き続き「日米の金融スタンスの違い・日米金利格差を背景にした“ドル買い”」と、「株安・国際商品安等を受けたリスク回避による“円買い”」の「どちらに軍配が上がるか?」に注目が集まるところです。

 バーナンキFRB議長の記者会見を受けた「ドル高・株安・債券安(米長期金利高)」の流れは、素直な反応ではあるものの“やや過剰気味”といえる動きです。そう考えると行き過ぎた分には調整が入ると考えるのが自然であり、NYタイム中盤以降の動きを“単なる調整”と見ることも可能です。さらに昨日の当欄で懸念していた「94.00~97.00円のいわゆる“真空地帯”」も、“明確に突破”した格好となります。そう考えると、下値は堅いと考えるのが自然ということになります。
100日移動平均線の攻防に注目!
 テクニカル的に見ると、97円割れ(96.90円付近)に100日移動平均線が展開しています。本日は主だった米経済指標も不在となる週末となることから、まずは同ラインで支えられるかに注目し「支えられると日足・一目均衡表先行スパンの雲の下限(97.90円付近)に向けて反発開始」、「割り込むと昨日安値(96.201円・Bid)に向けて調整再開」という“両睨み”を持ちつつ、警戒感を切らさないようにしたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.136(50日移動平均線)
上値4:99.000(大台)
上値3:98.748(日足・一目均衡表基準線、6/11の日銀ゼロ回答前水準)
上値2:98.285(6/20高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:97.932(日足・一目均衡表先行スパン下限、20日移動平均線)
前営業日終値:97.289
下値1:96.883(100日移動平均線)
下値2:96.416(日足・一目均衡表転換線)
下値3:96.201(6/20安値、ピボット1stサポート)
下値4:96.028(6/13~20の50%押し、大台)
下値5:95.495(6/13~20の61.8%押し)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
13:05 ドル円 抵抗・支持ライン追加