<私の相場観>=光世証券・市場営業部門トレーディンググループ課長代理 小川 英幸氏

 日経平均の急落から約1カ月が経ち、日本の株式市場の値動きは徐々に落ち着き始めている。注目されていた米国のFOMCでは、緩和政策の出口戦略についてバーナンキ議長から具体的な考えが述べられた。発表直後の市場ではネガティブな反応が見られるが、時間が経てば市場への影響は限定的との見方へと変わるだろう。

 懸念材料には、中国の短期金利の上昇が挙げられる。これは不動産投機などへの資金流入を回避するために、中国人民銀行が銀行間市場への資金供給を見送っていることが原因となっている。これをきっかけに中国経済が近く混乱に陥る可能性もある。日本への負の影響は一時的に大きくなるだろうが、その後は中国への投資資金が日本へと流入するなど日本にとってポジティブな影響が出てくるのではないか。

 日本株への売りも出きった感があり、株価の上値は軽くなっていると思われる。8月末までの日経平均の予想レンジは1万1500円から1万5000円。個別株では東証と大証の合併によりTOPIXに算入される大証1部銘柄に注目している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)