“ゼロ回答”前への水準回復がポイント…!?

QE早期縮小への思惑から荒い値動き - ドル円
※ご注意:予想期間は6月25日と表示されていますが、本日(24日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 「QE(米量的緩和)の早期縮小」への思惑を背景に、先週末も“ドル買い”が継続しました。日経平均が反発した東京タイムのリスク回避後退も、“円売り”圧力となってこうした動きを後押ししました。こうして欧州タイム序盤には、再び98円台へとドル円は反発する動きを見せています。

 もっとも前日高値(98.285円・Bid)を超えられなかったこともあり、その後は97円前半へと反落するなど“荒い動き”も相変わらずでした。事前予想を下回った加経済指標からカナダドルが急落したことも、利益確定のドル売り・円買い戻しを促しました。このためNYダウは反発していたものの、まだ「上値追いには慎重」といった姿勢を垣間見せ、そのまま97円半ばで先週末の取引を終えています。
引き続き「QE早期縮小への思惑」がテーマ
 こうした中で週初となる本日ですが、引き続き「QE(米量的緩和)の早期縮小」を睨んだ“ドル買い”“円売り”が意識されると見られるところです。「出口」に向かい始める米国に対し、まだ「入口」に立ったばかりという日本との立ち位置の違いは、「ドルキャリー(ドル売り)」から「円キャリー(円売り)」へと段階的にシフトしていく可能性が否定できないからです。
ただしスピード調整の反落にも警戒が必要…!
 一方で回復が期待される米経済ですが、いうなれば現在はまだ“病み上がり”という状況です。このためまだら模様の脆弱さを残す中でのドルや米金利の急上昇は、米国株にブレーキをかけ、景気回復スピードを鈍化させる懸念を孕んでいます。このためスピード調整による反落は、依然として意識せざるを得ないところでもあります。
“ゼロ回答”前への回復がポイント…!?
 マーケットが落ち着いてくれば、当然のことながら100円の大台回復を目指す展開も考えられるところですが、まだ警戒感が上回っているようにも感じます。引き続き“ドル買い”“円売り”が意識される局面ではありますが、“ゼロ回答”で急落となった日銀金融政策会合前の水準と日足・一目均衡表基準線がほぼ重なっている98.80円付近の突破の有無が、さらなる上方向への命運を握っているといえるかもしれません。いずれにしても現時点では、まだ上・下への“両睨み”が必要な段階といえそうです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.180(50日移動平均線)

上値4:99.000(大台)

上値3:98.748(日足・一目均衡表基準線、6/11の日銀ゼロ回等前水準)

上値2:98.285(6/20高値、ピボット1stレジスタンス)

上値1:97.932(日足・一目均衡表先行スパン下限)
前営業日終値:97.803
下値1:97.062(ピボット1stサポート、大台)

下値2:96.856(6/21安値)

下値3:96.320(ピボット2ndサポート)

下値4:96.134(日足・一目均衡表転換線)

下値5:96.028(6/13~6/20の50%押し、大台)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:53 ドル円 抵抗・支持ライン追加