株安が円をサポートする一方で、米長期金利の上昇がドルをサポート

東京市場のドル/円はドル高+円高で伸び悩む
本日のドル/円は、米量的緩和の縮小観測を背景に米長期金利が上昇する中、ドル買いが優勢となり、一時98.70円前後まで上昇したが、上海株を筆頭にアジア株が下落するとリスク回避の円買いが上値を抑えたため伸び悩む格好となった。
欧米市場に株安が波及なら円高要因に
海外市場の焦点は、欧米株がアジア市場の株安の流れを引き継ぐか否かであり、中でも欧州株についてはギリシャの政情不安が再燃しているだけに注意が必要であろう。株安の流れは、新興国市場への懸念と合わせてリスク回避の円高要因となりやすい。
米長期金利は低下しにくく、ドルのサポートに
ただ、米FRBが早ければ9月にも量的緩和の縮小を開始するとの思惑が米10年債利回りを押し上げており、欧州や新興国の株安といった外部要因では米国債が上昇(利回り低下)しにくくなっている。このためドル/円の下値は限定的だろう。仮に欧米株価が底堅く推移する事になれば、米10年債利回りの上昇に弾みが付くとともにドル/円が99円台に乗せる可能性もありそうだ。