リスク回避/選好を窺い、上を下へと揺れ動く…!?

ジリ高から調整反落 - ドル円
※ご注意:予想期間は6月26日と表示されていますが、本日(25日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 週明けとなった昨日は、主だった経済指標が不在の一日でした。このため動意に乏しい静かな動きと思いきや、マーケットは神経質な上下動を繰り返しました。

 まず自公圧勝となった東京都議選の影響から、オープニングよりドル円は上値を伸ばしました。中国株式の急落から日経平均がマイナス水準へと反転した際にはジリジリと値を落とす場面も見られましたが、東京タイム中盤には再び98円後半へと駆け上がる動きを見せています。

 もっとも昨日に記した「“ゼロ回答”で急落となった日銀金融政策会合前の水準(98.80円付近)」手前には分厚いドル売りオーダーが展開しており、これに阻まれたことでその後はFOMC後の動きを調整する動きへとつながっています。「株式市場の負の連鎖(中国→欧州→米国)」が続いていることも、こうした動きを後押しした感があります。こうしてNYタイム中盤には、97円前半へと反落する神経質な動きを見せています。
株式市場は負の連鎖中 - リスク回避姿勢台頭を懸念
 このため「日米金融政策の立ち位置の違いを背景にした“ドル買い・円売り”」と、「株式市場を睨んだ“リスク回避/選好”の思惑」の綱引きが、本日も継続すると見られるところです。

 「中国→欧州→米国」という株式市場の負の連鎖は、現時点では日本(日経平均)にそれほど大きな影響を与えていませんが、連動性がやや低下しているといっても「ドル円と日経平均(主に日経平均先物)との相関関係」はまだ続いています。このため連鎖(伝播)するようなことがあれば、リスク回避姿勢の台頭が避けられないと見られるだけに、注意しておきたいところです。
引き続き、日銀“ゼロ回答”前水準突破がポイント
 テクニカル的に見ると、日足・一目均衡表基準線とほぼ重なる「日銀“ゼロ回答”前水準(98.80円付近)」の突破が、引き続き、上方向を目指す上でのポイントと見られるところです。一方で下方向のメドとしては、100日移動平均線と21日安値がほぼ重なる96.90円付近が意識されるところです。

 ちょうど真ん中(97.90円付近)に日足・一目均衡表先行スパンの雲の下限が展開していることから、この真ん中から“ほぼ上・下1円のレンジ”内にて“リスク回避/選好”を窺いつつ、“上を下へと神経質に揺れ動く”。そんな展開が本日のメインシナリオといえるかもしれません。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.362(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:99.180(50日移動平均線)
上値3:98.748(日足・一目均衡表基準線、6/11の日銀ゼロ回答前水準)
上値2:98.546(ピボット1stレジスタンス)
上値1:97.932(日足・一目均衡表先行スパン下限、大台)
前営業日終値:97.729
下値1:97.636(20日移動平均線)
下値2:97.217(6/24安値)
下値3:96.987(100日移動平均線、大台、ピボット1stサポート)
下値4:96.816(6/13~6/24の38.2%押し)
下値5:96.400(ピボット2ndサポート)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:28 ドル円 抵抗・支持ライン追加