<クローズアップ> 製造業革命を巻き起こす「3Dプリンター」(3)

 リコー<7752.T>は、インクジェットの印刷技術を応用して精密部品を製造する技術を開発。既存の3Dプリンターは樹脂を紫外線で硬化させて造形物をつくるのに対して、新技術は電圧をかけ、細かく伸縮する材料をインク状にして半導体基板上に吹きつけながらレーザーを照射することで精密電子部品の製作を可能にした。

  同社は、国内外の3DプリンターメーカーにインクジェットヘッドをOEM供給していることから、現時点で既存の3Dプリンター自体を商品化する予定はないとしているが、「今後3年以内に新技術を実用化可能なレベルまで高める」(広報)と、全く新しいタイプの3Dプリンター商品化に含みを持たせている。

  このほか、光ディスク、光ピックアップ評価、検査装置の最大手パルステック<6894.T>は非接触計測の3Dスキャナーに注力しており、自動車業界へ高い実績を上げている。C&Gシステムズ<6633.OS>は、金型CAD/CAM2社の合併会社で金型SIに力を入れている。

  KIMOTO<7908.T>は、グラフィックス事業として大型インクジェットプリンター用各種出力メディアを扱っている。また、業務用大判プリンター最大手のMUTOHホールディングス<7999.T>は、米スリーディ・システムズ社製の3Dプリンターの販売を手掛けている。アンドール<4640.OS>は3次元CAD/CAMシステム技術に定評があり、米インフィニット・Z社の3Dプリンターを販売している

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)