<話題の焦点>=〝第3弾〟で建設株再攻、PPP・PFIの積極活用で出番

 全体相場の波乱一巡、個別株も調整を入れて値ごろ感が生じているものが多く、改めて国策をテーマに物色対象を絞り込みたい。アベノミクス第3の矢である成長戦略第3弾が既に発表されているが、その中で注目したいのがPPP(官民連携)・PFI(民間資金を活用した社会資本整備)の積極活用によるインフラの推進だ。

 増大するインフラ更新需要をPPP・PFIの拡大で対応する方針を安倍首相は掲げる。PPP・PFIの規模は過去10年間で4兆円程度。これを今後10年間で3倍の12兆円規模に増額。また、政府のインフラ長寿命化基本計画をこの秋にも策定する方針だ。

 ここで活躍素地が出てくるのが、建設株だ。これまで金融緩和を背景に不動産株が軒並み人気となる中でゼネコンなどの建設株は今一つ株価の動きが鈍かった。それだけに物色対象として新鮮味がある。

 また、2020年の東京オリンピック招致の可能性を考慮すると、建設株は爆発的な物色人気を潜在させているともいえる。

 都市開発に強みを発揮する大林組<1802.T>や民間建築で一日の長がある清水建設<1803.T>。また、地盤改良分野に注力する不動テトラ<1813.T>が狙い目だ。耐震技術では鹿島<1812.T>に優位性。

 さらにアジアを中心に海外需要開拓にも照準を当てる西松建設<1820.T>はダークホース的存在としてマーク。大豊建設<1822.T>や新日本建設<1879.T>など割安で仕手系色の強い銘柄にも着目。

◆PPP・PFIで注目の建設株

大林組<1802.T>   首都圏での都市開発案件に注力
清水建設<1803.T>  民間主力の高級建築で高実績誇る
鹿島<1812.T>    超高層ビル・耐震などで最先端技術
不動テトラ<1813.T> 河川堤防の補強など地盤改良注力
西松建設<1820.T>  好財務評価、BiDフレーム工法注目
大豊建設<1822.T>  堅実経営でPER・PBRの割安光る
新日本建設<1879.T> 建設と不動産開発、一括展開が強み

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)