<私の相場観>=インベストラスト・代表取締役 福永 博之氏

 米国の金融緩和縮小による資金引き上げ懸念から、中国など新興国市場の株価下落が目立つ。

 日本の場合は、1ドル=97~98円程度に円・ドル相場がキープされていれば、1万3000円水準での下値固めから出直りの可能性は十分ある。ただ、14年3月期の主力輸出企業の想定為替レートは1ドル=90~95円であり、これを超える円高が進行した場合、いったん下押す可能性もある。その場合でも、6月13日に付けた安値1万2415円を下回らなければ、現在の修復トレンドは継続することになる。

 注目は、今週からスタートしている、小売業を中心とした2月期決算企業の第1四半期(3~5月)決算。25日のJ・フロントリテイリング<3086.T>を皮切りに、今週中にニトリホールディングス<9843.T>、高島屋<8233.T>などが決算発表を予定。

 物色対象としては、成長戦略が追い風となるケンコーコム<3325.T>など内需系ネット関連銘柄に注目。さらに、iPS細胞技術で関心の高いリプロセル<4978.OS>の新規上場により、バイオ関連に再び関心が集まる可能性もある。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)